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2010年09月05日

アーティスト・トーク「川口静佳に聞 く、おうちのこと、土のこと。」@la galerie

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2005年からla galerieで個展を続けてきた陶芸作家の川口静佳さん。GLAN FABRIQUE inc.代表河上友信さんがモデレーターとして川口さんに様々な質問を投げかけ、アーティストの価値観や創作の源に迫るトークが展開されました。

まずは河上さんから、今回の作品たちを搬入時に見たとたんに鳥観(高い位置から見る)ができる低めの位置での海に浮かぶ島に家が並ぶような展示が思い浮かんだそう。

今までの家の作品にはなかった屋根のひさしがついたことにも注目し、それがおとす影を見てほしいと作品への愛を感じるコメントが。

川口さんからは、家にはたくさんのイメージがあり、日常生活から浮かぶものや深い生命感、力強さから感じるものがあるとのお話が。

屋根にひさしができたきっかけについては、
「新しい形をどんどん出していきたいと思っています。今まではなかなか思ったものを作る技術がついてこなかったけれど、ようやく技術が作りたいモノについてくるようになりました。49件を3週間こもりっきりで作りました。焼くよりも形に重点を置いているので、焼く方は庭で簡単な電気窯を置いてそこで焼いています。」

感じたものをカタチにする反射神経はあるという川口さん、もともとはガラス造形に憧れていたそうです。
繊細な素材であるため、素材に関して考えることが多く、次第にガラスという素材の大きな壁にぶち当たったのだとか。その頃は生活の中心が素材(ガラス)。自分のやりたいことは作品を作りたいのだと思い、素材を変えることに決め、陶芸作家として歩みはじめました。自分の生活に馴染み、すんなりと自分のペースに合う陶芸との出会いで、最初に作っていたのはボタン。生きる、くらすをテーマに家というモチーフに取り組み始めたのだそうです。

ご結婚されてから、作品にも深みが加わったとの声に、生活している上で暮らしの中での美意識を大切にしていると答えた川口さん。オフの日に目にしたり、耳にしたり、口にするものも意識しているそう。

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中盤からはギャラリーライブを行った杉瀬陽子さんも加わって、よりにぎやかトークに。
幼馴染という子どもの頃からの知り合いであるお二人ならではの、素直な質問が出てきました。

ずばり、「家というモチーフから発展させるのは難しいのでは?」との杉瀬さんからの質問には、
「夢の中で旅をたくさんしているようで、蓄積されているみたい。おうちから発展することはあるし、木になるモチーフもありますが、まだその時じゃない。」とコメント。創作の源が夢にもあったとはこれも驚きでした。

アートとデザインの融合というキーワードから、様々な職業、ジャンルの人にこの個展を見てもらいたいと力強く締めくくった河上さんの言葉。川口さんの作品に魅了された人が集まって素敵な時間が過ごせ、楽しかったです。


posted by MusiCafe♪ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 【Musicafe♪】スペシャルトーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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