
今日は本町にある平岡珈琲店をご紹介します。

1921年から大阪の地で自家焙煎の珈琲店として歴史を積み重ねてきた平岡珈琲店。
壁面はギャラリーとしても使用されており、この日も写真がたくさん飾られていました。

カウンター越しには先日来連載をさせていただいた【コーヒー屋の話を聞く 小川清(平岡珈琲店)×中川ワニ(中川ワニ珈琲)@チッポグラフィア】の小川さんが毎日ここでお客様に珈琲を淹れ続けていらっしゃいます。

オフィス街という立地柄、土曜日は少し落ち着くということで特別にブレンド以外の珈琲を飲むことができると聞き、この日はコロンビアのスプレモを淹れていただきました。豆そのものの魅力が出ていて、素直に「美味しい!」です。隣は平岡珈琲店でこちらも有名な自家製ドーナツ。しっかりとした食べ応えは懐かしいお家のおやつの味がします。

看板も風格漂っていましたが、店内にも昭和初期にお客様からいただいたという時計が飾られ、店が刻んだ歴史をヒシヒシと感じます。
先日のトークで中川ワニさんが、
「何が一番気に入ったかというと、あそこは生活そのものがあるといった感じで、ここで、ここの人たちはみんな家族がお正月も迎え、季節の変わり目を迎え、そこに人が出入りをしてそういった空気が動いている。」とおっしゃったのが実感できる、長年かけて作り上げられてきたお店の空気が流れていました。
焙煎しているところをUstream中継してみたいなど、色々と新しい構想を考えていらっしゃる小川さん。老舗でありながら、守るところは守り、新しくことはどんどん取り入れる姿勢でより魅力あるお店にしていかれることでしょう。
本物の自家焙煎珈琲を普段使いでいただける珈琲店。ほっと一息つける都会のオアシスです。
平岡珈琲店
■住所 大阪市中央区瓦町3丁目6-11
■電話 06-6231-6020
■営業時間 7:30-18:00 (土曜は13:00まで)
■定休日 日曜・祝日
■その日のBGM 未確認