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2012年12月10日

それはまるで写真集をめくるような・・・『1+1=1 1(イチタスイチハイチイチ)』

1+1.jpg
 
  都会の片隅で暮らす登場人物23人の日々の断片が、パズルのピースのように散りばめられた青春群像劇『1+1=1 1(イチタスイチハイチイチ)』。その日だけの関係で終わってしまう男女や、夢のために割り切って体を差し出す女たち、自宅から少女を覗き見する男、自殺した娘の部屋でバースデイケーキに光を灯す父など、双方向の関係を作ることができない人間たちが重なっていく。孤独と虚しさだけが残る乾いた関係を独特の感性で切り取るのは、『ストロベリーショートケイクス』、『スイートリトルライズ』の矢崎仁司監督。

 エンディングで登場人物全員の生きている証のような写真が一気に流れたあと、全てを包み込むかのように流れる「KissMy 明日」。観終わっても頭の中をこの曲がグルグル巡り、シーンの残像がフラッシュバックしてくる。矢崎監督がラブコールを送り続けてきた神尾光洋ひきいるバンド「高速スパム」は劇中でもライブシーンで熱いプレイを披露しており、印象的な映像が織りなす矢崎ワールドに今までにないインパクトを与えている気がする。

エンディングの「KissMy 明日」秘話も!矢崎監督インタビューはコチラ

 1+1は2ではないけれど、一人であることを保ちながらも、どこか共鳴できる一瞬が光のようにすっと射し込んでいる。心の奥をどこかキュッと掴まれる感覚は、私の大好きな栗原葉子さんの写真を見ている気持ちに近くて、「KissMy 明日」のメロディーと共にふとよみがえるのだ。

 現在元町映画館で上映中。また矢崎監督伝説の名作『三月のライオン』も特別同時上映。


posted by MusiCafe♪ at 17:02| Comment(0) | 【Musicafe♪】おすすめ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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