
この映画を見たことがない人でも、ベン・E・キングの『スタンド・バイ・ミー』を聞くと、「ああ、これか!」と思うのではないでしょうか。
テーマ曲同様、青春映画のスタンダードともいえる本作では、誰もが経験したことのある子ども時代の夏の日の冒険という普遍的なテーマを4人の少年たちの旅に重ねて語っていきます。
ちょっとした冒険が思わぬ展開となって、家を恋しく思ったり、逃げ出したくなったり、今まで心に秘めていたことを友達に打ち明けてみたり・・・兄貴分のようなワルに言いがかりをつけられたりなんてことも、きっと過ぎてみれば懐かしい話なのでしょうね。
子どもながら、精一杯の勇気と冒険心で臨んだ旅は、大人になってもきっと胸の中に残っているはず。そしてそれはどんな人も通ってきた大人になるための第一歩でもあるのでは。
本作で一躍脚光を浴びることになったリバー・フェニックス。あまりに若くして亡くなってしまったリバーの、どろどろになったTシャツとGパン姿が今でも焼きついています。
子どもの頃の暑い夏を思い出したくなったら、懐かしさを誘う歌声と共に見てみたくなるオススメ映画ですよ。
『スタンド・バイ・ミー』予告編はコチラ
ベン・E・キングの歌う『スタンド・バイ・ミー』はコチラ
『スタンド・バイ・ミー』”STAND BY ME”(86アメリカ)
<director>ロブ・ライナー
<cast>リバー・フェニックス、ウィル・ウィートン、リバー・フェニックス、コリーフェルドマン、ジェリー・オコネル、キーファー・サザーランド他
<story>
コーディ(ウィル・ウィートン)は、頼りがいのあるクリス(リバー・フェニックス)、気の短いテディ(コーリー・フェルドマン)、のんびり屋のバーン(ジェリー・オコネル)の4人は、12歳の夏に冒険の旅に出た。行方不明になっている少年が列車に轢かれたという噂を聞きつけたからだ。一番に死体を発見して有名になりたい一新で始まった旅だったが、やっとの思いで死体を見つけたときに思わぬ人物が邪魔をして・・・